企画夢

□アイラブユーッ!
1ページ/3ページ


大好きで大好きで。



この愛は止まらない。





アイラブユーッ!





時々、氷帝学園にお邪魔しております。学校終わったら速攻氷帝学園へ…が、最近の桜の日課となっている。
桜は青学の三年で、宍戸とは同い年。そして、自他共に認めるほど、宍戸を溺愛している彼女でもある。だから、彼氏の格好いい姿を、こうして見に来ているのだ。

「亮格好いいーっ!」

なんて叫べば、当然彼氏にも聞こえていて…。
仕方ねぇやつ…という表情で、彼女に答える。
そんな彼女の桜が、宍戸も可愛くて可愛くて仕方ないほどに大好きなのだ。
桜を、世界一と思っているほど、溺愛している。つまりは、お互いに溺愛していて、俗に言うバカップルというやつ。そんなラブラブな二人は、帰りは必ず手を繋いで帰るほど。
周りからはすでに飽きれられていて、何も言ってはこない。だから余計に、二人の愛は留まることを知らない。
今日の帰りも、当たり前のように手を繋いで歩いていく。すると不意に、桜が飛びつくように抱きついてきた。

「ねぇ亮!」

「どうした?」

「今日の亮も凄く格好良かったよ!」

「ありがとな…。今日も、俺ん家来るか?」

その問い掛けに、桜は顔を赤く染めながら頷いた。
帰りは、必ず宍戸の家に行く。そして、お互いの愛を確かめ合っているのだ。これは、二人には決して、欠かせないこと。


* * *


帰りに、宍戸の家へと直行。
そして、部屋に真っ先に駆け上る。後ろでに扉を完全に閉めると同時に、桜を扉に押し付け、深い口づけを交わした。

「んっ…ふっ…」

何度も角度を変えて、繰り返し重ねる。
舌を絡め取り、桜の呼吸を奪っていく。
宍戸の首に、自ら腕を回して抱き付く桜に、宍戸は唇を離して笑った。

「可愛いやつだな…」

いつも、常に思っていること。
いつも、桜に言っていること。
この言葉に、偽りなんてあるわけがない。全て、宍戸の本当の気持ちばかり。
好きだ…なんて言葉じゃ全然足りなくて。大好きでも、まだ足りなくて…。
桜に向ける言葉は、いつだって愛しているの言葉だけ。

「亮…」

こんな可愛い彼女、他には絶対にいない。
こんな格好いい彼氏、他には絶対にいない。

そんな可愛い君を見つけられて、幸せすぎるくらいに幸せで、毎日が輝いている。
そんな君を見つけられて、本当に幸せで、毎日が光り輝いて見える。

再び唇を重ねて、お互いに求め合う。
唇を重ねながら、宍戸は器用に桜の胸に触れていく。
微かに示してくれた反応に、愛撫は激しさを増していく。

「んっ…ふっ…」

胸の突起に触れて、桜に快楽を与えていく。
唇を塞がれているから、思うように声が出せない。
でも、宍戸のキスは甘くてとろけそうで、段々足に力が入らなくなってきた。

「んっ!」

すっと伸ばされた手が、桜の内股をなぞって、秘部へとやってきた。
しかも、下着の上からではなくて、直の愛撫に、桜は宍戸に捕まって立っているのがやっと。それに気付いた宍戸は、唇を離した。そして、優しく問い掛ける。

「ベッド…行くか?」

「うん…」

宍戸にしがみつきながら、桜はか細い声で答えた。
ベッドに連れて行ったら、もう最後まで止められなくなる。
二人とも、もうすでに我慢の限界なのだ…。


* * *


ベッドに着いて、すぐに我慢が出来なくなって、宍戸は桜の中に突き立てた。
ベッドの軋む音が、厭らしく聞こえてくる。そして、厭らしい声と、厭らしい水音も、同時に聞こえてくる。

「あっ…あぁっ…はっ…」

「桜…」

「りょっ…やぁっ…そ…んな…激しく…しないでぇ!あぁっ」

動きを早め、最奥を何度も突き上げていく。
その快楽に、桜は次第に我慢が効かなくなってきていた。
すぐ傍に、快楽の果てがある。そして、自身を思い切り締め上げる。その締め上げに、宍戸は眉をひそめた。快楽に耐えるように、踏みとどまる。
厭らしく響いてくる音が。
厭らしく響いてくる声が。
確実に絶頂へと導いていく。

「りょぉ…もっ…」

「俺も…ッ…」

こみ上げてくる快楽に、二人は成す術を知らずに、解放を待つのみ。
そして、宍戸の突き上げによって、桜は我慢の限界へと追いつめられていく。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ