笑顔に笑って
□西浦高校1年7組
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中学まで着てたﾌﾞﾗｳｽに袖を通す
中1で止まった私の身長は女子としては平均的
でもなー
こうもあっさりと中学の制服が着れちゃうと悲しいよなー
いろいろ動いてみるけどｷﾂｲ所はどこも無かった
やっぱ悲しい…
「藍ー？起きてる？入学式遅れちゃうわよ!!」
今日私は西浦高校に入学する
んで、部活入ってパーっとはしゃいで学校生活楽しむんだ!!
うひゃあああ楽しみだなあ!!
「藍ー!!!?」
「あーい！今行くー！」
私服校だから制服は無い
だからなんちゃって制服
新しく買ってもらったｽｶｰﾄ達の中から赤のﾁｪｯｸを選んで素早く履く
そして鞄を持って1階へﾀﾞｯｼｭで降りた
台所へ行くと既に朝食が並んでいた
「おはよ」
「おはよう。遅いんじゃないの？」
「全然間に合うよ。だってこっから30分で着いちゃうし」
「30分？十分遅いわよ」
「そっかな……」
ﾃｰﾌﾞﾙに並んだ朝食をどんどんお腹に納めていく
「ごっそーさまぁっ」
皿を片して洗面所に駆け込む
歯を磨いて髪を整える
よしっ
鞄を持って家を飛び出す
「いってきまーす!!」
「落ち着きのない子ね、いってらっしゃーい」
お母さんの声をしっかり耳に入れて私は西浦高校に向かった