紅キ桜、紫ノ桜

□血に狂った者
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落ちつけ、落ちつけ俺

全国NO.1暴走族として恐れられてきた黒桜龍の総長がコンナンでどうすんだ

「あいつ等が知ったら笑われるな・・・」

あいつ等、、か、俺もう向こうでは死んだ事になってるんだよな・・・。

はぁ〜、一々落ち込んでちゃ意味ねぇよな!

向こうで死んだ事になってんなら、俺はこっちの世界で楽しむとすっかな!

そんな事を考えていると

「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

さっきまで静かだった京の町に男の悲鳴が響き渡った

「んぁ?何事だよ、行くか?どうすっかな、こんなカッコで行ったらやばいし・・・。」

「キャハハハハハハ!!!」

「ちっ!しゃあーねなっ!」

漆黒は急いで狂った声がする方に走って行った

声のする方につくとそこには信じられない光景があった

一人の赤い目をした白髪の男が刀を持っている男を何回も何回も刀で刺して

もう一人の赤い目をした白髪の男がさっきの男の仲間だと思われる男と刀を交えていた

狂ったような声を出しながら

そこに物陰に身を隠している少女が居た、この少女はなんか巻き込まれただけみたいだ

俺はとにかく物陰にいる少女の所にこっそり行った

「君ダイジョウ?いったい何があった?」

「!!あの、あなたは、だれ、ですか?」

ぶるぶる体を震わせて、怯えたような目で見る少女

「怯えなくていいよ、俺は君を助ける為に来たんだから」

安心させるように笑ってみせると、その少女の震えが止まった

「さてと、こいつ等始末しないとな」

「え?始末って?まさか・・・」

「あぁ、殺すんだよ、俺が殺すのが見たくないなら逃げな」

見捨てるように言えば

「い、、いいえ!私もココにいます!」

「ふんっ、いい度胸だね、あとで俺のコト怖がっても知んないからな」

「はい?」

「うーん、何で殺してやろうかな、桜舞か?でも近所迷惑だし、ココは紫蝶桜だな」
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