紅キ桜、紫ノ桜

□山南さんの怪我
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「「「いただきまーす」」」

「新八っつぁん、それ頂きぃっ!!」

「あぁっ!それは最後にとっておこうと思ってたのに!やめろぉ、それなら」

モグモグ

「何すんだよー」

「何すんだよじゃねぇ!人のモノ食いやがってぇ!」

「何言ってんだよ!いつも俺のおかず食ってんのはそっちだろ!」

「お前はちっこい男だな、平助!そんな昔の話持ち出すなんて!」

「昔じゃねぇ今朝だ、今朝!俺のメザシ三本も食っただろうが!たくっよぉー」

「やめなさい二人とも!」

今日も平和だなぁー、うん

「雪村君が、呆れているだろう」

うぉい!千鶴に振ったよ

「あぁ?」

「ハハハハハハハハ・・・・・」

千鶴苦笑いになってる・・・

サーッ

「今戻った」

「あぁ、歳」

「土方さん」

あ?土方さん?帰ってきたのか!?

するともう一人。。。山南さんだ!

「「「「「っ!!」」」」」

怪我・・・。まぁそんな事より!!

「副長、総長、お疲れさまでした」

「おう」

「おかえり、山南さん」

「ただいま戻りました」

うん、元気そうで良かった!つーわけで!

ダダダダダダダダッ

「おかえり歳ぃぃぃぃぃ!!」

歳のトコまで走って歳に思いっきり正面から抱きついてやった

「おい、バッ!離れろ!」

チッ何だよずっと待ってたのに、早く巡察とか行きたいから

「ブーッいいもーんだ、山南さぁぁぁぁん!おかえりぃぃ!大丈夫ぅぅぅ!?」

歳と同様少し控えめに背中に抱きついた

まぁドンッって音聞こえたけどな、気にしない、気にしない

「ハハハハッ、ただいま漆黒君」

微笑んでただいまって言ってくれた事に安心!

山南さんから離れてまた歳の横に行った

「ゴホンッ、ご苦労だった二人とも、山南君腕の傷はどうだ?」

「御覧の通りです、不覚をとりました」

そして広間にいる全員を見渡すと

「大丈夫ですよ、見た目ほど大げさな傷じゃありませんのでご心配なく、では」

そういうと立ち上がる

その腕はもう動かないのに、皆に心配かけたくないのだろうか

「山南さん!晩飯は?」

「結構、少し疲れたので部屋で休ませてもらいます」

そういって襖を閉めてしまった
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