紅キ桜、紫ノ桜

□巡察
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「よし、行こうか」

「うん!行ってくるね〜」

「おう、気をつけろよ」

「分かってるって!歳は心配性だなぁー」

「うるせぇ!」

そう言って屯所を出る

屯所から出たのはこれで二回目だなぁー

後ろにいる一番組の隊士を見て止まり

「えーっと、今日から正式に一番組で働くことになった神風漆黒だ!よろしくなっ!」

「「宜しくお願いしますぅぅう!!漆黒さんっ!!」

わぁー見事に揃ってるよ

「ほら、千鶴も」

「う、うん、雪村千鶴です、色々迷惑かけると思いますが宜しくお願いします!!」

「よろしくなぁ!坊主!」

男装はばれてないみたいだね!

コソコソコソコソ

ん?

後ろをゆっくり見ると隊士が何やらコソコソ言っている

「そ、総司?なんか皆がコソコソ言ってるよ??なんか気分悪いんだけど・・」

少し怖くなってうるうるしながら総司を見ると

ギュッ

「っ!もう大丈夫だよ、僕が守ってあげるから」

守ってあげる・・か、始めてかも言われたも・・・。

「ありがと、総司、だけどこんなとこで抱きつくのはやめろ」

「だって漆黒ちゃんが誘ったんでしょ?」

「誘ってないわ!あれ?千鶴は?」

あ、いたいた

「偉いねー、千鶴は熱心で」

「うん、そうだね」

ん?

「あぁ、そういう感じの人ならこの前桝屋さんで見かけましたよ」

「ありがとうございますっ!」
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