紅キ桜、紫ノ桜

□血に狂った者
2ページ/6ページ

ブツブツ言っていると、赤い目をした白髪の男二人がターゲットが居なくなって

こちらに気付いて近づいて来る

「ハハハッ何お前ら、いったい何がしたいわけ?」

「ひゃははははははは!!」

静かに殺気を放ってもびくともしない奴らに

「おい、お前ら言葉がわかんねぇのか?」

「血ぃ!血をよこせぇぇえ!」

「はんっ!笑わせんじゃねぇよ、狂った奴らがっ!!」

言葉とともに白髪達に紫蝶桜で斬りかかる

「はあっ!」

ザシュッ、ビシャァァァァァァァ!!!

肩を深く斬った、かなりの流血だ

「う、ひゃははははははは」

はずなのにびくともせず狂ったように笑う

なんだこいつ等鬼か?いや違うな

「てめぇら一体!?深く切っても死なないなら・・っ!!」

グサッ、ビシャァァァァ

ドカッ、グサッ、ピシャァァァ

俺の前にいた白髪の奴の心臓めがけて突き刺してすぐに抜き

後ろにいた刀についた血を舐めていた白髪の奴に蹴りを入れて倒れたとこで心臓に一気に突き刺してすぐ抜いた

刀からは紅と紫の花びらが出てき風で舞う

「おっと、危ない危ない、返り血が付くとこだった」

ふぅーと息をついて少女の所に行ったら、目をギュッと瞑って震えていた

「あらら、やっぱり怯えちゃった?だから逃げろって言ったのに」

少女はゆっくり目を開けると

「よかっ・・た!無事だったんだすね!!」

「あぁ」

「あれでもなんで桜が?しかも紅と紫の」

「あぁ、それは気にすんな」

「あ、はい」
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ