【CLANNAD】長編小説

□春、それは始まりの季節
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史永「あぁ?もういいや、面倒くせっ。サボろう、良し! 決定、もう学校なんかどうでもいいや!」


朋也と春原がやらないのに何故自分だけ、と不公平を感じ一気に元々あまり無かったやる気が完全になくなってしまった


だが、その時…


…フォン!


史永「んお?」


何かが空を切り裂く音がした。俺がその方向を向くと時がすでに遅かったのか目の前には【英和辞典】と書かれた本が見えていた


ガン!


史永「いって!」

杏「あんたサボろうとしてんじゃないわよ!」


本を投げた方向を向くとそこには、紫色の髪の長い女子とその双子の女子が立っていた


史永「てぇな!いきなり何すんだよ、杏!」

杏「あんたがサボろうとしてたのが悪いんでしょうが!」

椋「…まぁまぁ、お姉ちゃん…」


髪の長い方が【藤林杏】。髪の短い方が【藤林椋】。二人とも俺が2年の時からの友達だ。まぁ何かと姉の方はうるさいがな…


史永「そんな事より何でお前等がいるんだよ?」

杏「私たちは学校の残りで今帰りなの。あんたまだ終わらないの?」

史永「終わらせようとしたらお前が邪魔した」

杏「あんたね…私たちは学級委員なのよ?注意するのは当たり前でしょ」

椋「まぁまぁ、史永君も頑張ってるんですから私たちは帰りましょう?」


椋は気を使ってくれているのか早く帰りたいのか分からんが、杏と共に帰ろうとしていた


杏「そうね…邪魔しちゃ悪いし…。史永!サボるんじゃないわよ!」

史永「へいへい…」


そういって藤林姉妹は校門を後にした


史永「…まぁもうチョットだし…早く終わらせるか…」


そして俺はその日の掃除を終わらせ家へと帰ることにした



 
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