【CLANNAD】長編小説
□出会いは突然に…
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史永「…まだ来てねぇんだな。あいつら…」
俺は次の日も家にいたくないために学校へと登校した。登校したと言っても昨日とは違い昼前になって学校へと来たのだ
史永「…まぁ昼になれば春原でも来るだろう…」
春原はいつも昼が始まる前か、昼の途中に来る。おそらく今日もそうだろう。朋也の方は分からんが…
キーンコーン♪
史永「おっ」
そこで丁度いいタイミングで昼を始めるチャイムが鳴る。俺にとっては都合のいいタイミングだ
史永「…とりあえず、パンでも買ってくるか」
俺は朋也と春原がいないので、一人寂しく購買へと足を運んだ。そしてそこでパンを買い教室へと帰ろうと思ったが…
史永「…あっ、あいつら来てねぇんじゃ教室で食ってもな…」
朋也と春原がいないことに気づいた俺は教室への道を変更し、中庭に来ていた。昼休みも半ば、既に殆どの生徒が昼食を終え雑談に花を咲かせているところであったが、一人そうではない人物がいた
?「………」
そこには寂しそうな横顔の少女がいた。わざわざ中庭に来て一人寂しく昼食と言うことは、恐らく友達がいないのだろう
史永「…」
なぜか少女の事が気になった俺は声をかけようと、少女の座る木を囲うようにしてできたレンガに近寄った
史永「お前、一人か…?」
?「…………」
俺がが声をかけるも、少女は依然としてパンを啄ばんでいる。無視されたのかと思い、俺は来た道を戻ろうとする。だがパンを食べ終わった少女の視線が俺に向った