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□とある眞魔国の物語
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これはとある眞魔国のお城のお話・・・
「とあるって・・・眞魔国1つしかないし・・・」
眞魔国は眞王を建国の父とする国で、眞王陛下は4千年以上前のお方であるのにいまだずうずうしくこの世に生を得ていらっしゃいます
「ひど!!別に長生きだなぐらいにしとけよ!?」
今は上王として暮らしている眞王ですが、現魔王であるユーリ陛下がそれは大変愛らしく、王というよりも姫のように大事に育て上げ、
陛下が立派になられ王位を継いだ跡もずっと城に入り浸っており、邪魔で邪魔でしょうがありません
「可哀想だろ!?もう少し優しくしてあげろよな!あと姫て!!」
まさに私の言葉にいちいちツッコミを入れてくださるユーリ陛下のために、眞王は悩んでおられました・・・
ユーリ陛下の、婚姻相手を誰にするか・・・
血ももちろん大切ではあるかもしれませんが、何よりも誰よりもユーリ陛下を愛せて、幸せにでき、なおかつ強い者を選ばなくては・・・
「何で!?急に話とんだなおい!って・・・わ!!」
それではユーリ陛下に決めさせてはいけませんので、しばらくこちらでお預かりいたします
どうかふさわしい人を選んで差し上げなくてはいけない眞王は、あるおふれを出しました・・・
『ユーリ姫に思いを寄せるもの達は、〇月×日までに城に来られたし』
という、バカ丸出しの文をお出しになられました・・・
そして、たくさんの人たちが城に来られましたが・・・