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□路地裏の猫
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「やめろっ!この馬鹿ポリ公っ!!」
「だから森井ですってば。」
森井はようやく礼於の頭を叩くのを止めた。
「元気なのは良い事ですけどあまり無茶はしないで下さいね。」
礼於に向かってにこっと笑って言う。
その笑顔を見た時礼於の胸はドキッと高鳴った。
「う、うるせぇっ!こんな所にいねぇでさっさと仕事に戻りやがれ!」
赤くなった顔を隠そうと後ろを向いてふてくされたように怒鳴る。
「はいはい。」
森井は肩を竦めた後、自分の仕事場に戻って行った。