テニスの王子様・短編集♪

□変わる、今
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その後色々話していたら(何かに気づいた佐伯君に言葉を濁しながら)

昼休みが終わってしまい、教室に戻った。

あ、お昼ご飯食べてなかった。

授業も終わり、また女の子達に絡まれるのも面倒くさかったので、そそくさと教室をでて、学校を出た。

佐「少し話がしたいから、きてくれない?」

出たかったが、佐伯君に腕を捕まれ、裏庭に連れて行かれてしまった。

今さっき疑問系で聞いたのに強制ですか。

そう思った言葉は佐伯君の告白以来みる真剣な顔で言えなかった。

佐「……。」

「……。…何?」

何時までも話さないのに真剣な顔でガン見してくる佐伯君に、妙な気分になりながら言った。

すると、

佐「今日は俺のファンから君を守れなくてすまなかった。好きと言ったのに守れないなんて情けないよ。」

と今日のことについての謝罪を言った。うん今出てくるとは思わなくてビックリだ。

だがそれよりも何故か高鳴った心にもビックリした。

これでは私が佐伯君を好きみたいじゃないか。

そんな気持ちも佐伯君は知らずに、

佐「頬が腫れているのは叩かれたからだろう?」

そう言って私の頬触れる佐伯君の手にまた私の心臓は音を大きくする。

多分ガラにもなく私の顔は真っ赤に違いないが、裏庭が薄暗いため佐伯君に見えることはないだろう。裏庭に初めて感謝した。

佐伯君はさらに続けた。

佐「これからは俺が君を守る。前にも言ったけど改めて言うよ。好きだ美羽、半端な気持ちじゃない。」

その瞬間薄暗かった視界が闇に染まった。

私の顔はさらに真っ赤に染まった。

心臓は死ぬんじゃないかと思うほど高鳴った。

心の中にはある言葉が浮かんできて、明るくなり若干ぼやけた視界の中、私の口から放たれた。

「…私も好きです。たった今好きになりました。」

佐「嬉しいよ、美羽。やっと君が俺の物になったんだ!俺をフリーにしたらいけないよ?」

「佐伯君もね。」

最初は誰だこいつと思ったが、今はそんな気持ちはなくなっていて、嬉しい気持ちでいっぱいになっていた。



終わり♪
















おまけ

「佐伯君もね。」の続き。



佐「大丈夫だ、美羽。君は俺が一生、今から死ぬまで俺に縛り付けてあげるから。」

「……。」

やっぱり好きになったのは気のせいだった…て

今更遅いですかね?

若干(とても)顔を青ざめている美羽が居たとか…。


(逃がさないよ、美羽)

(いやだぁぁぁぁああ)

黒(仲良いなお二人さん)←見守ってた人



終わり
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