ヘタリア

□最上級
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「ねぇねぇ名無しさん」
「何?」
「名無しさんはどれだけ俺の事が好きなんだい?」
「・・・は?」
「俺は名無しさんの事好きだけど、君はどうなんだ?」
「え、いや・・・あの、好きですよ?」
「どれくらい?」
「・・・どれくらい?」
「うん」
「こんくらい?」

両手をいっぱいに広げてみた。

「え〜?俺なんてこんくらいだね!」

名無しさんより体が大きいアルフレッドはこれでもかってくらいに、両手を広げた。

「・・・私なんてこの家ぐらいだし!」
「じゃぁ俺はアメリカ領地ぐらいかな」
「じゃぁって何よ」
「つまり、俺がヒーローだ」
「話聞きなよ」

名無しさんは考え込んで、「う〜ん」と唸った。

「なら、私は・・・」
「足りないよ」
「え?」

「好きじゃ足りない」
「足りない?」
「うん、最上級の言葉で表してよ」

「あ、愛してる?」











最上級
「名無しさんってウブだよね」
「そんな事ないけどっ」
「ふ〜ん」
「な、何よ」
「別に?」
「何か腹立つなぁ」

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