二人 の 絆


□第03話「Sora' home」
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ソラ母「可愛い娘ね♪
良いのよ、ゆっくしりて行って!」


カイリ邸での出来事の後、
無事知里は半裸のまま帰還する。

そして現在はソラ邸に来た。
住む所が決まるまで、
ソラ邸に泊まらせて貰えるらしい。

ちなみに今は、カイリの母の服(Tシャツと短パン)を借りて着ている。


ソラ母「それにしても可愛い子ねぇ。
うちにお嫁に来てくれないか――」

ソラ「ちょっと!母さん!
もう良いからっ!」


顔を真っ赤にしたソラが慌てながら、
微笑む母親の言葉を遮る。


『あ、あはは…』


こう言うのには余り慣れて無いらしく、
とりあえず苦笑しておいた。


ソラ母「じゃあ二階のソラの部屋の隣を使ってね」

『はい、有難う御座います』

ソラ母「うちの子もそろそろ難しい年頃だから、
知里ちゃん、気を付けてね」

『あ、はい!!』


ソラ母の笑いに、
何かを察した様に歯切れ良く返事する。


ソラ「なっ余計な事言うなよ母さん!
行くぞ、知里!」

『失礼します』


再びソラは顔を赤くして、
焦って知里の背中を押して逃げる様に階段を上がる。


ソラ「何かゴメンな」


途中、ソラが申し訳なさそうに口を開いた。


『ん、何が?』

ソラ「何か母さん、変な事言ってたから…」


『全然良いじゃん、面白い親だねー!』

ソラ「なら良いけど」

『ソラ君のド変態っぷりは、
母親譲りって訳か』

ソラ「何その解釈?
明るく納得した様に人様を傷付けるなよ」






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