二人 の 絆


□第16話「Meaning」
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『おりゃっ!』


ピシュン


ホザー「ガウッ」


知里の同時三本射ちが、
見事に脳天に直撃。

さすがのサボーも、
ついに力尽きてしまった。


ター「知里、神」

『はっはっはっは。
バナナキングとお呼び!』


すかさず、調子に乗る知里。


ソラ「ぷ…バナナキング…」

『ん゙ん?』

ソラ「さぁ早く戻ろう!」


バカにするソラを知里が鬼の形相如く睨んだ為、
一瞬凍り付き、一蹴してみせた。




『あれ……?
バナ……ジェーンさんがいない』

ソラ「おい。今、何と間違えかけた?」


呆れた顔でソラは知里を見る。


グー「どうしたの、ターザン?」

ター「知らない、臭い、する。ジェーン、あぶない。
木の、うえの、いえのほう、
ジェーンの臭い、する」

『え、ジェーンさん、上の家にいんの!?』

ソラ「……よく分かるなお前…」

『ん〜何か分かる。
そんな事どうでも良いから、さっさと行くぞ!』


そうして知里は、
勢いよくひとり突っ走ってテントを飛び出していった。


ソラ「何か一生懸命だな」

グー「あれが知里の良い所だよ」


単純だけど、頑張りやさんで、
バカだけど、一生懸命で。

そうして、グーフィーは笑った。


ドナ「(多分、美女限定だろうけどね)」


ドナルドの思った。

一行はテントを出て、
樹上の家を目指した。






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