DREAM WRITE SONG

□ビルダー
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大丈夫 大丈夫
笑ってみせる私は
からっぽの島の
見習いビルダー


必然的に
授かった
ハンマーを
高く振り上げて

色んな物を
作って
喜ばれるのが
私の夢


私を突き放す
お前の声
そんな苦しそうな
顔するなよ

他の誰も知らない
お前の痛みに 私は
気付いた
救ってみせるから


『大丈夫、大丈夫
痛くも痒くもねぇんだよ
お前が笑って
くれるなら』

ダイジョウブ、ダイジョウブ
力の無い私は
お前の為に
剣を構える



ツラそうな
お前が言うんだ
「オマエのウソが
悲しいんだ」って

『嘘なんて
一つも吐いてねぇよ』
そう言って
ただ笑った



「他の奴に見せない
笑顔の下の
オマエが隠した
素顔を見せろ

怪我した時痛いって
ツラい時は喚いて
オレが傍に
いるから


大丈夫、大丈夫
強くなくてもいいんだ
オレがオマエを
護るから

大丈夫、大丈夫
堪えたりしなくていいんだ
オレが一緒に
戦うから」


大丈夫 大丈夫
お前が見つけてくれた
忘れかけてた
この気持ち

「大丈夫、大丈夫」
それはまるで
奇跡のようだ
ほら、泣き虫ビルダーは


もう 消えていなくなった

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