†Short†
□存在の対価
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「なぁシオン」
「ん?」
「…俺…」
貴方はいつも、あたしを助けてくれたよね
どんな時も、貴方はあたしを見捨てなかった
時計台に連れてってくれたこと
あたしを友達と呼んでくれたこと
困ってるあたしに、いつも優しく手を差し伸べてくれたこと…
貴方からもらった日々は、かけがえのない大切な思い出…記憶だよ
そしてあたしを親友と言ってくれたけど…
…ごめん、あたしは…
貴方が好きなの、ロクサス…
「…いや、やっぱり何でもない」
「もう、気になるじゃない!」
「アイス、溶けちゃうぞ?」
「分かってる!」
…いつから何て、分からない…
というか、心の無いあたしがそう思ってること事態矛盾してるけど…
…でも、理屈とか…そんなんじゃないの…
…貴方を想う気持ち、…それを考えて、たどり着いたのが"好き"だったの…
…貴方のことを考えるだけで、心があるみたいに苦しい…
…あたしはどうすれば良いの…?
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