雪の守護者到来

□標的06
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ピンポーンと水亜の家のチャイムが鳴った。




『はーい』




丁度玄関の近くを通り掛かった水亜は

インターホンを見ずにドアを開ける。

ドアを開けるとどこかで見たような

見慣れない男の人がいた。




『……どちら様ですか?』

「お久しぶりです。若き10年前の水亜さん」

『ランボ君…?』




水亜は頭上に疑問符を浮かべる。




「10年後のですけど。どうやらバズーカで飛ばされてしまったようで」

『ボヴィーノに伝わる10年バズーカですか?』

「よくご存知で」




なるほど。

それを聞くと水亜の頭上にあった疑問符は無くなった。




『10年後でもみんな元気?』




すると大人ランボは少し間を置いて

少々困ったように口を開く。




「まぁ、元気ですよ。ちょっと大変ですけどね」

『え?何か…』




ボン!!




何が大変なのかを聞こうとした時

煙とともに大人ランボはいなくなり

代わりに子どもランボがいた。

否、この時代のランボに戻っていた。




『うわっあれ、ランボ君!』

「なんだ?水亜〜」




いきなりのことにビックリした水亜だが

5分経つと元に戻る事を思い出す。




『何でもないよ』

「変な水亜」

「ちゃおっす」




突然

ランボの後ろから

リボーンの声が聞こえた。




「よ、水亜。ランボ戻っちまったのか」




リボーンのちょっと意味ありげな発言に

水亜は首をかしげた。




「いや、何でもねぇこっちの話だ」




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