雪の守護者到来
□標的07
1ページ/1ページ
「今日から夏休みだー!どこか行きたいね」
「だなっ!」
終業式が終わり家へと帰る途中
ひょこっとリボーンが現れた。
「先に宿題でも終わらせとけよダメツナ」
「り、リボーン;」
ツナはリボーンが真正面にいて驚く。
さらに宿題のことを言われて苦笑いになる。
『一気に終わらせちゃった方が楽ですよね』
「ですよね!俺、3分の1終わらせました」
獄寺の言葉にツナはさらに驚いた。
「宿題配られた時暇だったもんで」
獄寺は照れくさそうに
頬をかいて笑った。
「流石だな」
「それほどでもないっスよ」
そんな獄寺にツナは心の中で
[いや、すごいから]と2、3回連呼していた。
「じゃ、今日は宿題三昧だな」
「そんなぁ…;」
フ、と笑うリボーンに
ツナは脱力する。
休みなのに宿題あったら
休みじゃないじゃん!
と思いながら…
「頑張ろうな!ツナ」
「う、うん;」
ツナは山本にガシっと肩を組まれる。
その後…
ツナの家に集まり
出された宿題を黙々とやっていた。
「10代目!半分終わらせましたんで手伝います!」
「頼むよ獄寺くん」
「オレにも教えてくれー」
『私でよかったら教えますよ?』
「マジ?じゃ、頼む!」
山本は手を合わせて笑った。
数時間後…
流石にみんな疲れが出てきたのか
ぐったりしていた。
ツナに至っては
大の字で寝転がっている。
「疲れたぁ〜」
「ま、こんなもんだな」
ツナの声にリボーンは机に飛び乗り
ノートやプリントを見る。
『1日で半分も終わらせれば十分ですし、今日は終わりにしませんか?』
「そうだな」
水亜の意見にリボーンも賛成。
ツナは体を起こし
開放感に腕を伸ばした。
「水亜ちゃんも獄寺くんも教えてくれてありがとう」
『いいえ、そんな』
「そんなことないっすよ」
こうして夏休み初日が終わった。
.