雪の守護者到来
□標的13
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『調達したといっても2、3本なんですけどね』
そう言いながら水亜は
先ほど投げたナイフが
地面に落ちる前に取って構えた。
「Σ早い!」
その動きを見たツナたちは
目を丸くしていた。
「ハンデなんてやんねーよ。だって俺王子だもん♪それに相手が白黒蝶だし」
『手加減されてもやる気がしませんしね』
流石、通り名まである者同士。
話しながらも
間髪入れずにナイフを投げる。
今度はぶつかり合わないように
相手の隙間を通って。
「あぁ!当っちゃう」
「大丈夫ですよ!水亜さんですから」
水亜は目の前までナイフが来ると
指で挟んで取った。
「凄い;」
そんなツナの声を
知ってか知らずか…
水亜は得意そうな顔をした。
だって、持ち手のナイフが
なくなっちゃうんだもん。
「流石っすね!」
ババババババッ
トトトトトトッ
ベルの投げたナイフは
リズミカルに地面に刺さっていく。
それに対して
水亜はヒラリヒラリとかわす。
「しし♪逃げてるだけじゃ倒せねーぜ?」
バババババッ
トトトトトッ
だんだん壮絶に成ってゆく戦い。
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