雪の守護者到来

□標的14
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――翌朝




「あら、今日は早いのねv」




ルッスーリアからの

そんな言葉に

ベルさんに伝えておいて下さい。

とだけ言って学校へ向かう水亜。

まだ2日目なのに

既にルッスーリアは

母親的存在になってきている。




――並中




来たのはいいが

水亜は風紀委員が使っている部屋が分からなかった…

そんな時、

フと前リボーンが言っていた

言葉を思い出していた。




…応接室…だっけ?

とにかく行ってみよう。




水亜が廊下を歩いている途中

朝は静かでいいな。

なんて呑気に考えてると

応接室の前に来ていた。

水亜は部屋の中から

人の気配を感じ取り

多分ここだとドアをノックする。




コンコン…




「入りなよ」




どうやらビンゴらしい。

カチャっと言う音を立てて

ドアが開かれると

デスクの上の書類を整えている雲雀がいた。




「よくここだって分かったね」

『前リボーンさんから聞いたことがあって…』

「ふーん。赤ん坊ね」




そこに座って。

そう言われた水亜は

近くにあるソファーに座った。

少しすると…




コンコン

水亜と雲雀が話してると

外からノックする音が聞こえた。




「誰?」




ガチャッ




「委員長!……その方は…?」

「新しい風紀委員」




少々荒々しくドアが開き

リーゼントをした人

…草壁が入ってきた。

草壁は雲雀と話していたと思われる水亜にぎょっとした。




『聖水亜です。よろしくお願いします』




急いで立ち上がり

ペコリと挨拶をする。




「こいつは草壁。副委員長だけど色々使っていいから」




雲雀がさらりと酷いことを言う。

それを聞いた2人は

驚いた顔をした。

草壁は突然のことで絶句している。




「言っとくけど水亜は草壁より上の立場だから」

『え、そんな…ただの委員で…』

「いいの」




水亜は、草壁さんが可哀想だと思いながら

視線を草壁に移すと案の定

草壁は固まっていた…





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