雪の守護者到来

□標的17
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帰りのHRが終わる中

水亜はボーっと考え事をしていた。




なんだか最近

嫌な感じがしてるけど…

あまり気にしすぎても神経質っぽいから

気にしないでおこう…




水亜はそう思うと

鞄に荷物を入れていく。




「水亜ちゃん、今日も委員会の仕事ある?」

『あ、はい。どうかしましたか?』




鞄に物を入れている手を止めて

ツナに問いかける。




「あ、いや。みんな一緒に帰れるかな〜なんて思っただけだから;」

『また今度誘ってください』




アハハを汗を流しながら

頭に手を当てるツナに

水亜は不信感を持った。




今日のツナさん

何だか様子がおかしい…?




キーンコーン…

チャイムが鳴ると水亜は

雲雀にチャイムが鳴るまでに来い。

と言われたことを思い出し、

慌てて鞄に教科書を入れる。

すると…




ヒラリ…




1枚の小さな紙切れが落ちた。




カサッ

拾い上げて見ると

差出人がリボーンだと分かった。

内容を見た水亜は

血相を変えて走り出した。




――応接室




ガチャッ!!




「!?」

『恭弥!今日からしばらく委員会来れないからっゴメンなさい!』

「え?な…?」




いきなりの事に

いまいち状況を掴めない雲雀は

バタンっと閉められたドアを見つめていた。




(…理由くらい言ってくれてもいいのに…それと…ノックも)




この時僕はこれから何が起こるのか

何で水亜があんなに急いで出て行ったのか

まだ何にも気に留めていなかった。





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