雪の守護者到来

□標的18
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水亜がイタリアに行って

1週間が経った。




「出席とるぞ〜」




ガラっと教室のドアを開けながら

先生がそう言うと

騒がしかった教室が静まる。




「えーと、欠席は…聖だったな」




そんな先生の言葉に

ツナは斜め前の空いている席を見た。




キーンコーン…

チャイムが鳴り

生徒たちは教室から出たり話をしている。




「10代目!水亜さんどうしたんでしょうね。もう1週間来てませんけど…」

「うーん…風邪でも引いたのかな?」




帰りにお見舞いに行こう

山本の提案でツナたちは

水亜の家へ行くことになった。




(…でも電話くらいする…よね?なんか触れていけないような…そんな気がするのは俺だけ?)




流石に1週間も音沙汰なしの

水亜を心配しだすツナたち…

ツナは話しながらも

そんな感覚に触れていた。




――応接室




「委員長。今日も聖さんは欠席のようですが…」

「…そう」




雲雀は書類に目を通しながら

草壁の報告を聞いていた。

ほとんど上の空だが…




(…委員会どころか学校まで来ないなんて一体何してるんだい?僕はあの時引き止めておけばよかったの?)




書類に目を通しながらも

ボーっとしている雲雀に気付いた草壁。

気を遣い

コーヒーを差し出しながら問った。




「委員長、どうなされました?」

「…別に。暇なら見回りして」

「はっ」





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