雪の守護者到来

□標的19
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『皆さん、今までありがとうございました』

「もう行くのかぁ?」




9代目に呼び出されて1週間

ヴァリアーにお世話になっていた水亜は

別れを告げる。




『はい。早めに終わらせて置きたいんで』




そう言った水亜は頭を下げ、

ヴァリアーの本部を後にした。




『残りは…日本だけか』




――日本-ツナ宅-




「おい、リボーン!水亜に大量の依頼が来たって本当か!?」

「え?ディーノさん?」




ツナたちのすぐ後に

ディーノがリボーンの下へ駆け込んできた。




「おい!今なんて…!」

「ありゃあ、罠だ!」

「「「!?」」」




ディーノの言葉にみんな驚愕する。

もちろん

その中にはリボーンも入っている。




「それって…どうゆう…?」




ツナは不安な表情を浮かべながら問う。




「チェーロファミリーの企みだ…」

「あの事件か…」

「あの事件?」




口止めをされていたリボーンだが

事態が事態なので

真実を語ることにした。

みんなはリボーンに注目する。




「昔、チェーロとボンゴレは対立の関係になってたんだ。その時のボンゴレボスは過激派で穏健なんていう生ぬるい考えはない奴だった」

「最初に攻めてきたのはある交渉の決裂でチェーロの方が攻めてきたんだがな、勿論ボスはチェーロ全滅を前提にその戦いを受け入れた」

「過激派のボンゴレの勢力は高く、その戦いはあまり長続きせず、ボンゴレが勝利した。チェーロのボスを含めほぼチェーロは全滅だ」




そこでツナたちは疑問を持つ

ボスを失ったファミリーがなぜ?




「じゃあ、何で今更…」

「チェーロのその頃のボスと今のボスは父親と息子の関係だ…きっとその仇だろ。ヤベェな…」




リボーンの話にツナには

もうひとつの疑問が生まれる。




「何でそこで水亜ちゃんが狙われるの?」





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