雪の守護者到来
□標的02
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「静かにしないと咬み殺すよ」
教室内は雲雀が来たことにプチパニックを起こしていたが、この一声で騒がしかった生徒たちは一瞬にして口を閉じた。
ツナも例外ではなく、冷や汗を浮かべながらなぜここに…、とハラハラしていた。
「今日は君たちの担任いないから僕が指導することになったから。それと…水亜入ってきて」
カラっと水亜がドアを開けた瞬間、静まり返っていた教室はざわめきだした。
「結構可愛くない?」
「俺も思った」
男女問わず口々に水亜を好評する。
すると…
「うるさいよ君たち」
雲雀の殺気交じりの声に口を閉ざす。
(んのやろう…水亜さんに馴れ馴れしくっ!)
獄寺は眉間にしわを寄せ、雲雀を睨んでいた。
『イタリアから来ました。聖水亜です。よろしくお願いします』
ペコリとお辞儀をすると、水亜は言われた堰に移動する。
「隣、よろしくな!」
『こちらこそ』
水亜の隣は山本武。
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