雪の守護者到来
□標的05
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「俺だけど、ここにランボ来てない?」
『いますよ。とりあえず中に入って下さい』
「お邪魔します」
水亜は扉を開け
ツナを家に入るように促した。
廊下を歩き
さっきまで水亜がいた部屋に入る。
するとランボが水亜に寄って来た。
「水亜〜もう1個ちょーだい!」
トタトタと水亜に駆け寄ったランボは
飴が入っている袋を水亜に差し出す。
『いいけど…もうこれで5個目だよ?』
「コラ、ランボ!ご飯が先だろ?」
「ランボさん飴のほうがいいんだもんねぇ!」
バタバタバタ…
逃げるランボと追うツナ
ズベッ
[気をつけて。]と水亜が言おうとした刹那
ランボが思いっきり顔からコケてしまった。
『大丈夫!?ランボ君!』
水亜とツナはランボの元へ歩み寄る。
「う〜ガ・マ・ン…うぇ、うわ〜〜〜ん!」
ランボは少しの間涙を溜めていたが
泣き出してしまった。
『泣いたらかっこ悪いぞ?』
「ランボさん、ヒック…カッコいいもんねっ!ズビッ!」
「大丈夫か?ランボ。おでこ…」
ツナはランボの額に出来たたんこぶを見て
噴き出してしまった。
『はい、これで大丈夫だよ』
そう言って水亜は絆創膏を貼ってあげた。
「ありがとうだもんね!」
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