雪の守護者到来

□標的12
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ガチャ




『おはようございます、ツナさん』

「おは……って!!?」




ヘナヘナ〜…

ツナは驚いた顔をすると

その場にへたりこんでしまった。




「俺、日本にいる間学校行くから。“ボス命令”で」




ベルはナイフをチラつかせ

ボス命令というところを強調して言った。




『ベルさん…あの、日本でナイフはちょっと;銃刀法違反で捕まるかもしれないです…』

「げっマジ?」




水亜の制止でなんとか収まる現場。

それからなんやかんやで

学校に到着。

自己紹介を終えたベルは

なんだか憂鬱そうだ。

それを見た水亜は

何か思いついたらしい。






――放課後






『ベルさん、一戦交えませんか?』

「Σえ!?」

「Σなっ!?」




水亜が突然何を言い出すかと思うと

極めて危険な事を言い出した。




「マジ!?やるやる!」




ちょー退屈だった。というように

ベルは水亜の提案に即賛成。

山本が部活から帰ってくるまで屋上で

という訳で…





――屋上





獄寺とツナが見守る中

ちょっとした戦いが始まろうとしていた。




『お互い手加減はなしで』




スッ

水亜は懐から

見覚えのあるナイフを取り出す。




『ベルさんが寝てる間に調達させてもらいました。流石に学校で銃声がなるのはどうかと思いまして』

「ふーん、ま。いーけど…じゃ、」

『「inizio.」』




一瞬驚いたベルだが

重なったその声とともに

金属のぶつかり合う音がなった。






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