雪の守護者到来

□標的13
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一方観客者2名は…




「水亜ちゃん…さっきから避けてばっかだけど…」

「違いますよ10代目。あれは舞ってるんです」

「舞う?」




獄寺の言葉が

良く分からないツナは聞き返す。




「蝶のように舞い、蜂のように刺す…これが白黒蝶の戦い方なんです」




バババババッ

キンッキンキンッ

シュッ

バババババッ




獄寺がそう言い終わった途端、

水亜は1本のナイフで

飛んできたナイフを全て上に弾いて

手に取り一気に投げた。




「…っつ」




トットトッ

ベルは全て避けきれず

ナイフが頬を掠った。




「あ!ヤバイよ獄寺君!あの人…」

『ツナさん!それ以上は言わないで下さい』

「え?」




いきなりの水亜の声に驚く。




「見ない限りセーフなので」




そんな中

古びた音が鳴った。

ガチャ




「やっぱここにいた。って、お?」

『終了ですね』

「ちぇ」




ベルは口を尖らせながら

手を頭の後ろに組んだ。




『あ、ツナさんたちは先に行っててください。あと…』




水亜はベルの怪我を隠すように

白い絆創膏を貼った。




「ん…、流石の黒白蝶でも発狂されたら止めれねー?しし♪」
『どーでしょうね』

「んじゃ、俺先行く」




ベルは独特な笑いをしながら

屋上を後にした。





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