雪の守護者到来
□標的15
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『私、実はボンゴレの雪の守護者なんですよ。フリーだったんだけどリボーンさんと9代目に誘われて…』
「雪?」
話が少しずつ分かってきた雲雀は
飲んでいたコーヒーを
カタンとテーブルに置き
聞きなれない言葉を水亜に問う。
『"静かに全ての天候をを守護し、全ての天候を安定させる白い光"って言うのが雪の守護者の使命らしいです』
「じゃあ大空と僕らの中間の位ってこと?」
使命を聞いた雲雀はさらに問う。
すると…
「そうだぞ」
どこからともなく現れたリボーンは
水亜の膝の上に飛び乗った。
『リボーンさん』
「第二の大空と言ってもいいけどな」
興味を持ったような
雲雀の表情と裏腹に
リボーンはニっと口端を上げる。
「今度雲雀にも一戦相手してやれよ水亜。昨日のリベンジだぞ。お前の天然ぶりはスゲーからな」
そう言ってリボーンは
またどこかに行ってしまった。
リボーンの言葉に記憶を辿った水亜は
ハっと顔を上げる。
『…リボーンさんに見られてた…』
ずぅ〜ん…
肩を落す水亜に
追い討ちを掛けるかのように笑う雲雀に
水亜は言葉を濁す。
『…一応自分ではちゃんとしてるんだけど』
「また相手してくれる?」
『勿論です!』
水亜は次はリボーンに
自分の恥を見られぬ様に
と心の中で決心した。
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