雪の守護者到来

□標的16
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『リボーンさん、ちょっといいですか?』

「あぁ」




みんなそれぞれ帰った後

水亜とリボーンは

水亜の家に残った。




「さっき言ってたやつか」




リボーンはテーブルの上に座り

エスプレッソを飲みながら聞いてきた。




『…きっとそう遠くないうちに私宛の刺客が来る頃だと思います。ボンゴレに入るまでフリーのヒットマンをしてきて私は数え切れないほどの恨みを買っていますから…』




リボーンは心の中で共感しながらも

黙って水亜の話を聞いていた。




『リボーンさんも分かってる通り、名は知られてますがそれ以外あまり私の情報はありません』

「あぁ」




水亜は今まで

いつものような微笑を浮かべながら話していたが

少し眉をハの字にさせた。




『有能なハッカーに嗅ぎ付けられる事も少なからずあると思います。そうなればきっと…否、必ずツナさん…ボンゴレ全体に火の粉が飛ぶと思います』




水亜はその後に

勿論それ以外に私に関わった人物などにも…

と付け加えた。




「もしお前の刺客が来ても自分1人で解決する気か?」




カチャ

リボーンはティーカップを置いて

顔を上げた。




『はい。どうか手を出さないで下さい』




それを聞いたりボーンは

少しだけフと口角を上げながら

帽子を深く被りなおす。




「水亜、おめーがそれを望むなら俺は手を出さねー」




ピョン…

リボーンはスっと立ち上がり

テーブルから降りた。




「俺は、な…」




帽子の鍔を掴み

少し上に上げたリボーンはニヤリと笑う。




「もしツナ達がそれを知ったらあいつらは黙っちゃいねーぞ?」

『その時は…その時ですね』

「お前らしいな」




水亜が笑いながら言うと

リボーンはそういって姿をくらませた。





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