雪の守護者到来
□標的19
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イタリアから日本行きの飛行機に乗っている水亜
任務用のノートパソコンを開き
次の依頼を確認している。
「最後は…チェーロの5代目から……内容は…敵マフィアの壊滅…?」
今のチェーロは戦力が弱い訳でも無いし
敵マフィアもそれほど大きい組織でもない。
自分たちの手を汚したくないからとか
ファミリーから無駄な犠牲を出したくないからなのか?
何かと疑問の多い依頼だが、
依頼は依頼だ。
今更断ることもできないし
実行せざるをえなかった。
――ツナ宅
「邪魔者や強い奴から片付けるってことだろ。マフィアの世界ではよくある手だからな」
ツナ、獄寺、山本の3人は息を呑んだ。
「俺たちのせいで…水亜ちゃんが……」
「ツナ…」
ツナはガタガタと小さく震えていた。
「どうすんだ?ツナ。助けに行くのか?行かねぇのか?」
リボーンの問いかけに
ぎゅっとこぶしを握り締める。
「助けるんだ…水亜ちゃんを助けなきゃ…!」
ツナの答えにリボーンは口角を上げた。
「幸い、チェーロファミリーは並盛の山奥にあるからな、明日、そこに行くぞ」
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