記念小説
□貴女を愛してる
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*誕生日*
「うー…」
「坊ちゃん、珍しく眉間にシワなど寄せて考え事とは……どうかなさいましたか??(微笑)」
「……藍智サンが癒稀の誕生日が今月にあるって言ってたから……てか、なんで藍智サンが知っているかは謎なんだけど……僕…知らなかったし、今からパーティーの計画立てないとヤバイと思って…」
「成る程……だから此処数日椅子に座っては悩んでいらっしゃったのですね?」
「うん…だって、す…好きな人の誕生日だし///……最高の一日にしてあげたいでしょう?//……でも良い案が浮かばない……」
机に突っ伏しうなだれる小さな主人を見てセバスチャンは提案する様に言う
「坊ちゃん…まずはパーティーに必要な物を考えましょう(微笑)」
「必要な物…?…えっと…料理に部屋の飾りに…ケーキでしょう?後はプレゼント……プレゼントはね、癒稀は着物を着る事が多いから簪にしたんだ(フニャリ)」
そう言って主人が出したのは、胡蝶蘭の花が付いている黒と白と金で構成された簪…いつ買ったのかは存じませんが、センスは中々だと思います
「ですが坊ちゃん…胡蝶蘭の花言葉をご存知で選んだのですか?」
「花言葉……??(キョトン)」
「知らないなら結構です。出過ぎた事を言い申し訳ありません(微笑)」
花言葉は"貴女を愛してる"なのですが……そこまでは意識してなかったようですね…まぁ、坊ちゃんらしいですが←
「とにかく…凄く喜ばれるようなパーティーにしよう!飾りの花はかー君に出して貰って…セバスチャンにはケーキを頼んでいい??」
「かしこまりました。パーティーの料理関係の仕込みも全てお任せ下さいませ(微笑)」
「うんっ!頼りにしてるよ(フニャリ)…えっと僕はプレゼントの包装でもしようかな」
癒稀が喜んでくれると
嬉しいな♪
包装は…銀ちゃんが器用だからやり方を習おう
あとプレゼント渡す時にある事をすれば凄く喜ぶ行動を藍智サンが知っていたからそれを習って…よし当日まで頑張ろう(ガッツポーズ)
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