永い航海

□†your world† 第7話
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何と言うか、ドコの世界でもこう言うリンチはあるんだなぁと、思ってたらお腹に痛みが走った。


「ガキが調子のんじゃねぇぞ!」

「だいたい、テメェのその俺等を見下したような紅い目が気にいらねぇんだよ!」

「気味が悪いんだよ!紅目野郎!」


あぁ…何だ。
コイツ等はアタシの目が気に入らなくてリンチしてんのか。


「っ…そのガキ相手に、野郎3人がかりなら…たいした事ねぇな」


笑って言えば「このガキっ!」と思いっきり蹴り上げられてバキッと嫌な音がした。


「ぐぁっ!」


痛みで一瞬息が止まったら「いきがるからだ」とあざ笑う声が上から聞こえた気がする。


絶対アバラ逝ったよな〜とぼんやりする意識の中そう冷静に思うアタシはきっとどうかしてる気がする。


「おい!」と言う声と髪の毛を鷲掴みにされて頭を無理やり上げさせられた事でぼんやりしてた意識はしっかりしたものに変わった。



「この位でへばってんじゃねぇぞ」



あー…すげームカつく。
コイツ等のリンチに大人しく付き合ってんのいい加減……



「…飽きた」



はっきり聞こえるように睨んで言えば「あ゛ぁ?」と品性の欠片もない声と右の頭部への衝撃はほぼ同じくらいだった。


「(やば…意識が…)」


頭への衝撃で本格的に意識が飛びかけてると「もっぺん言ってみろっ!」と頭を押さえつけてる奴が言ってきた。


言い返そうとしたら口を開いたら別な声が割って入ってきた。





「テメェ等何やってんだよい」





割って入ってきた声の方を見ると、ゆらゆらと綺麗な青い炎が見えた。


「…ま、る…こ」


そう声にするのが精一杯でアタシは意識を手放した…。




2011/4/25

story's end…?




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