My treasure
□パラレル・ワールド
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「イリスー」
「ヒーラー・・・。なぁに?」
「今から話さない?」
「ごめんね。今から火球のところへ行かないと・・・」
彼女が「待っててもらえないかしら」というと笑顔でうなずくヒーラー。
そして退出していったイリス。
「待っておくといったはいいけど・・・
暇なのよね・・・」
見慣れた部屋に興味を引くようなものがあるわけなくて・・・
ふと思いついたようにイリスの寝室へと入っていった。
「イリスの部屋なら何か面白いものがありそうよね」
入ってすぐに目に入った薄紫の扉。
「・・・何かしら、これ」
興味本位でドアノブに手をかけたヒーラー。
カチャリ、と扉を開けるとまばゆい光が彼女を襲った。
「!?なにっ!!」
光が治まった頃ヒーラーはその場にいなかった。
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