凛々の明星と銀色の侍の物語
□海へ
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そしてトリム港へ向かっいる道中だった。先ほどジュディスに指摘された事を気にしているのかどこかエステルに元気がない。そんなエステルに銀時が声をかけた。
『エステルよー。』
『銀時?何です?』
『さっきの事気にしてんだろ?』
『え…?そ,そんな事ないですよ?』
『嘘言えっての。バレバレなんだよコノヤロー。』
『…そうですね。気にしてないって言うと嘘になりますね…。自分は悪気がないつもりでも,みんなにとっては迷惑になる事もあるんだなと思ったらなんか…。』
『ったく…。確かにお前の考えでアイツらが振り回されるのは事実だ。それは改めていかねぇといけねぇ。だけど,その人を思う気持ちを迷惑だなんて思っちゃいねぇよアイツらは。すこしキツイ言い方だったかもしれねぇが,これから先のオメェの事を思っての事だったんだろうよ。
よーするに,落ち込んでる暇があるなら,とっとと港行ってパフェでも食おうぜと銀さんは言いたい訳よ。』
『銀時…。フフッ。ありがとうございます♪では行きましょうか♪』
『おう。』