永久なる時の巡魂録
□過去なれど現在
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ドスンッ!!!
地面に勢いよくたたきつけられ、息が止まりそうになった。
千里「いたたた・・・なんだったの?いったい(イライラ)」
敵を倒したと思った矢先に、空から突然出現した渦に吸い込まれ、地面にたたきつけられ・・・
千里「うん?そういえば、ここはどこ??」
改めてまわりを見渡してみる。
あたり一帯は木々が生い茂る森のようなところだった。
千里「私、街中に・・・・いた・・・・よね?」
森に入った記憶は一切ない。
すると、森の向こうから人の気配を感じた。
千里「ひと・・・結構たくさん。町かなにかあるのかな? とりあえず行ってみるか!手がかりがあるかも」
森を抜けて、開けた場所に出た。
そこに広がっていた光景に絶句してしまった。
千里「えっ?なにこれ?江戸時代?映画村?なんかの撮影?いやいやいやいやいや!!!!!」
パニック!!!(汗)(汗)
だって明らかに現代じゃないよね?
高層ビルないし、電柱ないし、なによりみなさん着物ですよおお!!
千里「お・・落ち着け!落ち着け私!!と・・とにかく誰かに聞いてみよう。もしくはカメラを探す!!よし!!」
まだ、撮影場所の可能性は捨ててない!!
人生に絶望はしてはいけません!!
そして、目の前にあった茶店の女の子に思い切って話しかけた。
千里「あ・・・あの〜」
「はいっ!いらっしゃいませ!お一人様ですか?」
ま・・まぶしい営業スマイル・・・・
千里「いやっ(汗)ちょっとお尋ねしたいことがありまして・・・。今は何年で、ここはどこなんでしょうか?」
「はい?い・・まは・・・文久3年の神無月で・・・・京の三条ですけど?」
千里「へえ〜〜〜そうなんですかあ〜(笑)・・・・・はいいいっっっ!!??」
文久・・・・って・・・・・江戸おおおおお!!!???
た・・たしか幕末の年号・・・
マジで!!??(泣)
今日は厄日か(ズーーーン)