僕の影、君の影
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…あれ、そういえば我々って
『天霧さん、我々って…?』
「京には、私ともう一人風間が」
風間!?なんで西国一の鬼が京に行くの!?
『そう、ですか』
「気が乗りませんか?」
『いえ、そんなことは』
「なら、良いのですが」
まだ、少し納得出来ないというようすで頷いてくれた。
「ところで、有紀奈さんは何処の鬼ですか」
『あー、えっと』
雪咲家の血筋なんて言えない。色々と厄介になるし…えっと
『よくわからないんです』
「そうですか」
…………
『……』
「……」
間が間が、気まずい…