僕の影、君の影
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京の町に着くと、私はやっぱり宿をとることにした
だって…
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『私、やっぱり少し頭を冷やすためにも宿をとることにします』
「いえ、私どもは別に気にしていませんよ」
『はぁ、でも…』
「風間のことは気にしないで下さい。いつものことですから」
『…やっぱり、今回は。今度お礼を言いに屋敷に行くことにします』
「そうですか」
『ここまでありがとうございました』
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なんてことがあったから…
「夜の京は危ないから、今日は宿をでない方がいい」
『そうですか、じゃあ明日にします』
私はその夜に京での出来事をしる事は出来なかった