僕の影、君の影

□04
1ページ/3ページ






京の町に着くと、私はやっぱり宿をとることにした


だって…


―――――――――――――――――

『私、やっぱり少し頭を冷やすためにも宿をとることにします』


「いえ、私どもは別に気にしていませんよ」


『はぁ、でも…』


「風間のことは気にしないで下さい。いつものことですから」

『…やっぱり、今回は。今度お礼を言いに屋敷に行くことにします』


「そうですか」


『ここまでありがとうございました』


―――――――――――――――――


なんてことがあったから…


「夜の京は危ないから、今日は宿をでない方がいい」


『そうですか、じゃあ明日にします』


私はその夜に京での出来事をしる事は出来なかった




 

次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ