僕の影、君の影

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晴れた空、京の人が好んで近付かない新選組屯所の前に一人の男がいた


「何か用かね?」


『ええまあ』


「…ああ、入隊希望者か!歓迎だよ。さあ中に入って入って」

『えっ!?はっ!?はい!?』


何なんだこの人、勘違いしてるよね?


考えてる内にも彼は私の手を引いて屯所内に侵入?していく。


侵入者は捕まって拷問されるだろうな…痛いのは好きじゃないのに…


私の気持ちとは裏腹に嬉しそうに新選組の話をする彼


あーもう、どうにでもなればいい!!!





「トシ、トシは何処だ」


『ちょっ…』


いい加減にして…!!!それにトシって、まさか





「近藤さん!いったいなんだってんだ!」



兄さん…





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