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□ある日のJADEの1コマ vol*1
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ある日のJADEの1コマ
vol*1



夏「これってさ…春知ってるのかな?」


秋「いや…知っていたら…もっと、機嫌が悪くなっているだろう…
さっきのレコーディングだって、まだ続いていたかもしれない…
それこそ鬼のように…」


夏「そうだよな〜
ってことは…知らないんだよな…」


冬「でもよ♪女度上げたね!うちの歌姫ちゃんも♪
やっぱり春の力かな?
愛されてるんだな〜」


夏「冬馬!」


秋「お前な…そんな言葉春が聴いたら怒るどころか、殺されるぞ!」


春「……俺がどうかしたのか?」


夏「うわぁ!!春!?」


春「……?
夏輝…今、何を隠した?」


夏「なっ何も!隠してな…」

バサッ…


夏「!?」


秋「!!」


冬「!」


春「…………」


秋「春?落ち着け?
春に言えなかったのにも、何か理由があったんだと思うぞ?」


夏「そうだよ!
きっと春を心配させないようにって思ったのかもしれないし…」


冬「でもよ!春も羨ましいな〜!いっつも独り占めだもんな!」


夏「冬馬!火に油を注ぐような事を言うな!!」


冬「いや…俺はそんなつもりじゃ…春君?」


トントン…


冬「えっ?誰かきた!?」


夏「お客さんだ!」


秋「はい!ど〜ぞ…」


ヒロイン「あ…こんにちは秋羅さん今日は一緒の収録宜しくお願いします!」


秋「あ…今はちょっと…」


ヒロイン「?……何かあったんですか?」


春「……ちょっと…おいで」


ヒロイン「えっ!?春?」


夏「うわぁ!!春落ち着け…って………タバコ吸ってきます…」


秋「俺も…」


冬「俺、飲み物買ってこようかな…」


ヒロイン「えっ!?みなさん?
あの…」



バタン…


ヒロイン「春?」


春「座って…」


ヒロイン「あの…」


春「そこじゃない…ここ」


ヒロイン「ここって…ええっ!?
膝の上??」


春「はやく」


ヒロイン「………恥ずかしいよ…春…」


春「この雑誌の写真…聴いていない…」


ヒロイン「雑誌って!?
わっ!見ちゃった…?」


春「この衣裳…肩出すぎてる…
こっちのページ……水着って…」


ヒロイン「あの…夏って事で…
水着の方は上からシャツ…羽織っているし…
ひゃっ!!」


春「そういう問題じゃないから…
それに…この表情…」


ヒロイン「んっ…!
それは…好きな人を想ってて…言われて…」


春「それでも…俺以外の前でしないでほしい」


ヒロイン「あっ…やっ…はっ…る……ここ…楽屋…」


春「駄目…何で言わなかった?」


ヒロイン「あ…んっ……だって…恥ずかしかったから…
やっ……春の事…考えて撮った写真を春に見られるのが…
ん…はるっ……みなさん…戻って…きちゃうよ」


春「………しばらく…戻ってこないことになっている
だから…ゆっくり話を聴いてあげる
こんな写真を撮ったこと…」


ヒロイン「えっ?
春っ…ん〜っ…や…んっ…
何でみなさんが…帰ってこないって…そんな事がわか…るの?」


春「……帰ってこられないはずだから」



夏・秋・冬「……!!」



秋「ほらみろ…怒っているだろ?」


冬「俺は思ったまま言ったんだよ
ってか、なっちゃん顔真っ赤になりすぎ」


夏「〜〜〜ここは楽屋だぞ!!」


秋「まぁ…春の気が治まるんなら…」


冬「春も止まんないだろうし♪」


夏「そういう問題じゃないだろう!?
だいたい何で俺達ここで…こんな……!!
どんな顔で次会えばいいんだよ!」



しばらく…楽屋に入れなかったメンバーでしたとさ♪


end H23.9.4

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