BASARA魂【長編】『fifth S』
□『fifth S』【伊達政宗の章】
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「------・・・・」
言葉が途切れて、沈黙が埋め尽くす
でも、直ぐにその静寂を割る様な口付けをくれた
「---大丈夫、大丈夫だから---・・・お前には俺が居るから」
ずっと溺れて・・・とことん沈むならそれでもいい
小十郎が求めてくれる限り・・・・俺は俺で居られる
「n---・・・こじゅ」
「どうした?」
「-----・・・中途半端に済ませられない俺が今、何を求めているか解るよね?」
「-----・・」
引き締まった腕の中でちろりと見上げて、そっと頬に手を添えてやれば、吊り上がった口元がまんざらじゃないと物語る
小十郎の骨張った指が顎を持ち上げてくれて・・・飽きる事のないキスに溺れた
つい、数時間前に起きたばかりで、お天道さんが煌々と照り付ける時分に互いの肌を貪る
首筋に感じる微弱な刺激が堪らなくて・・・小十郎の髪を指でくしゃくしゃにしてた
「ん----ぁ・・・こじゅろ・・」
肌蹴た胸元に埋もれる濃茶の髪がくすぐったくて、何度も落とされる唇が肌に朱を刻む
ちぅ---・・・チュ・・
シャツがもう羽織るだけの状態で---、背に添えられた手が熱い・・・
仰け反る身体を楽しむように舌が這い回り、もう身体が震えて仕方ない
「ンゥ!---ぁ!・・・はぁ」
頭の中が真っ白なのは・・・与えられた快楽に染まっているから
額に掛かる髪が卑猥に見えるのも---・・・時折魅せる舌が真赤に映るのも全ては小十郎の色気
腹筋を滑り落ちる艶めかしい感触が熱を孕ませて、ぽつぽつと寄越される
その度にひくひくと感じてしまって、微弱に震える身体を尚の事嬉しそうに嬲られた
時折、睨みつけるような鋭い眼差しに射貫かれれば射貫かれる程・・・・堪らない
ベルトを外す音が気持ちを逃げ場を塞いでいくのが解る
「はっ---んっ・・・小十郎っ・・・ぁ!ぁ」
もう勃ち過ぎて痛い----ッツ
自分の腹に着くほど、屹立したモノを見て、思わず「あ--っ・・」・・・・羞恥に埋め尽くされた
こんなにも硬くして、大きくして、濡らして----・・・・
小十郎の鳶色の瞳が、欲を纏って寄越される
にちゅにちゅと肉棒を扱きながら、表情を堪能しているって感じがして、ますます焦燥感にかられた
「政宗・・・・今は---これで我慢しろ」
「はっ?!----へっ!・・・あん!っ!んんん」
秘液の滴る先端をちゅぅっと吸い込まれて、思わず腰が抜けそうになる
じゅるじゅると音が聞こえて・・・半端ない刺激に口がだらしなく開いちまった
「はぁ!ぁああああ!ッゥ----っぁ!」
竿を滑る指先が血管を撫で回して、まるで秘液を絞ってるのかと思わせる程、にちゅにちゅと上下する
自分でも解るっ
先が思い切り膨らんでっ----感じまくってるって・・・・
「いっ---ぁ!んっ!小十郎っ---!」
ぶれる視界には、小十郎の綺麗な鼻筋と真っ直ぐな眉が見えて、形のいい唇はしっぽりと濡れたまま俺のを咥え込んでいた
それどころか・・・・巧みに這い回って・・・どんどん逃げ場を塞がれる
あっ!ぁ!ぁ!----・・・・
快楽が---爆ぜちまうっ・・・
もっと刺激が欲しいと思うのに、与えられる快楽が強過ぎて----言葉が思うように出てこないっ
どうして---こんなにも・・・・・攻めって、あっ!
「はぁ!っぅ---んんっ!嫌っ!こっじゅっ・・・・出ちゃーーッゥ!んんん!」
俺のを口いっぱいに咥え込んだまま・・・目元が卑猥にも歪む
唾液が竿を伝い落ち、後ろまで濡れているのが解って---・・・淫ら過ぎて死にそうだ・・・・