BASARA魂【短編】銀&BSRA

□歪む愛情※R18
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「んっ・・・っくぅ---はぁっ!ん!もぅイクっ!」
「---っぅ・・・まだっ・・・・ダメだっ!っ我慢しろっって--ンッツ!」
「---ッひぅ!あああっ--銀ッ」




こんな淫らな声を存分に楽しんでいる俺は--

愛しい漆黒の髪がさらりさらりと上下に揺られる今を至福の時と実感していた


いつも好戦的で自尊心の塊みてぇなコイツをひぃひぃ喘がせ得られる歪んだ慢心は堪らねぇ



敵には容赦なく斬りかかりぎらぎらとした煉獄の炎を浮かばせる翠色の瞳が潤んで・・・涙に濡れている

形のいい唇がだらしなく薄らと開いたままで際からは・・・喘ぎ過ぎて溢れた唾液が白い肌を伝っててらてらと光っていた



決して華奢じゃねぇ腰に両手を添えて何度も何度滾りを捻じ込む


打ち付ける音が寝室を支配していてそれを聞く度に---・・・




コイツは俺のもんだっ---・・・



と誰も彼もに言い聞かせる様な思想と戯言が脳裏に浮かぶ






「っく・・・ん!おらっ・・・もっと鳴けって--!んっ!」
「ぅあっ!・・・もぅ--・・ああっ」
「ダメだっ---んっ!まだ・・・イカせねぇっっ!」




なんで俺はこうまでコイツを嬲っている?


存分にイカせてやればいいじゃねぇか---・・・




とことん鳴かせて・・・執拗以上に滾りをぶち込んで・・・根元を戒めたまま・・・極限まで揺さぶり続けている



ここまで飢渇したのは久しぶりじゃねぇだろぅか---・・・

こんな所業につき合わされている十四郎に・・・少しだけの憂いと粛々とした切なさが募りつつも止められそうになかった---・・・



多分とことんまで俺に付き合ってもらう事になる--・・・






元を正せば・・・オメェがわりぃんだぜ?


















今日のかぶき町には珍しく雪がチラついている

朝から肌寒いとは思っていたが---・・雪が降るなんて思ってなくてぼんやりとバルコニーから外を眺めてたんだけど珍しく夕刻に電話がなった





その主はまぁ言うまでもなく俺の愛しい人からで


なんでも今日は真選組の忘年会があるらしい


携帯から聞こえる十四郎の声ですらも愛しくて---本当に俺は嵌っちまってると実感して仕方ない


「へぇ--・・・警察でもそんな洒落た事すんだ?何?忘れちまいたい事山ほどあるわけ?」
『いやいや---忘年会っつっても屯所で酒かっ喰らうだけだって・・・別に豪勢な晩餐会やる訳でもねぇし寧ろ俺等なんかが外で呑みまわってたらそれこそ世間様の冷てぇ視線による針のむしろだろが・・・』

「あ--まぁ・・・そだな」
『だから--今日は帰るの遅くなる』
「はぁ--しゃーねぇなぁ--・・・呑み過ぎんなよ?」




真選組のもろもろの面子の前で酒に流されるこたぁねだろ・・・・いくらなんでも---・・・



『わーってるって---っつか大丈夫だろ・・・俺にも立場っつぅもんがある・・・今日くれぇは他の奴等が現抜かせられる様に
してやるつもりだ---』




っとに・・・コイツはその辺真面目っつぅかわざわざそんな役回りを買って出るか?---


そう思いながら自然と穏やかな表情になる



「そか---わかったよ--・・・まぁ帰る時にでも電話くれや?な?」
『ああ--解かった』





短い会話ではあったが・・・・酷く満たされた気持ちになっていた



総一郎君の一件以来・・・こうやって事細かに連絡をくれる様になって、まぁ大部分は二度とあんな目には遭いたくないっつぅ一心だろうけども・・・それでもこうして状況を教えてくれる事には嬉しさしか感じない




だって考えてもみぃ?

この電話をもらえるのって俺しか居ねぇんだぜ?





これが独占欲だと勝手に思っていて、少なからずそんな束縛を受けている事自体に満足している


そういった面では・・・総一郎君に感謝---かもしれねぇな・・・


いやいや俺的にはぬり我部君との絡みさえなければいい事尽くしだった・・・・




また思い出したくもねぇ映像を浮べてしまって・・・


ふるふると一人広いリビングで頭を振っているとふとこれからの時間をどう過ごそうかと・・・思ってしまう
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