BASARA魂【短編】銀&BSRA
□禁じられた関係シリーズ※R18
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【姦計】錯綜する意識
「あっん---っ!---ッゥあっ!止めっ!」
「ほら・・・政宗様--もうこんなになさって・・・」
「ゥーーアアッっん!!ひぅっ」
「政宗君---喘ぎながらも咥えんとっ・・・」
「んんっ-----ッツ!んぅっ!ぁぐ」
いつものヒルテンホテルの一室なのに、漂う淫らな空気と卑猥な言葉の数々は---嘘か真か?
ベッドの上で乱れる政宗の身体を蹂躙し嬲り続けている小十郎と辰馬
何をどう間違えばこんな状況になるってンだ?
どうして・・こじゅと---辰馬が・・・
「ンンッ---ん!む」
もうバカになるんじゃねぇかってくらい辰馬の酷く興奮したモノを咥え込まされて---そんな俺の雄を小十郎が美味しそうに咥えている
髪をくしゃくしゃと撫でながら緩やかにも腰の扇動を寄越されて・・・微弱なれど咽喉奥に先端が触れる度に嗚咽しそうになりながら必死に舌で裏筋を舐め続けていた
呼吸も出来そうになくて・・・・苦しくて堪らないし口元からはだらしなく唾液が伝い落ちるのが良く解る
下半身から寄越される刺激に身体が崩れそう----・・・
口内で浮き立つ血管と括れが顕実になると徐々に腰の動きが苛烈になってきた
「ハッっ・・政宗ッ君・・・舌エロっい・・・!マジ堪らんきにっ!」
意識してるわけでもねぇのに勝手にちゅぷちゅぷと音がなって・・・自分でなんていやらしいんだろうと思う
「んむっ!んっぅ!」
連動してるわけでもねぇのに・・・小十郎の艶めかしい舌が裏筋を這い回り・・・陰嚢をくにゅくにゅ揉まれて
俺の腰もガクガクと意識とは別のとこで動いていた
鈴口に舌を捻じ込まれて---じゅぅと吸い込まれたら---・・・もう・・・
「んんんっ!!ぅく!!!!」
口淫してるのも忘れて・・・・思い切り身体が仰け反って---口からぷちゅりと辰馬の雄が抜けた
「っくぅ---っ!あっ!!」
途端・・・
勢い良く辰馬の雄が白濁を吐き散らして・・・顔に生暖かい感触が降り注がれ---そんな俺も小十郎の口で達してしまう
「ああっ!んんっっぃいぅ------っ!」
朦朧とする意識の中でせせら笑う辰馬の顔が見える・・・・
股間を咥え込んだまま・・・
コクリと咽喉を鳴らして---寄越された小十郎の顔もまたとても卑猥で----・・・
なんだ?この世界は・・・・と---思った
あれ??
何がどうなってこうなったんだっけ・・・・?
ah---・・・・
なんだっけ・・・
あれはそう・・・
辰馬がまた久しぶりにかぶき町に遊びに来て---いつもの様に銀時に家に行ったら
「やっぱおらんっ!!何故じゃ!?なんでおんしはいつもおらんのじゃぁああ!」
もう揺るがない定石ばりに留守だったらしく・・・何を思ったのかコイツはそのままの足でホテルに来たんだ
扉を開けた先のもじゃ頭と綺麗な琥珀色の瞳には癒されるが---・・・
まぁ---
これまた果てしなく例の如く小十郎は物凄い機嫌が悪い
眉間には血管が薄らと浮き立っていて細められた眼光だけで6人くらいは殺せると思う
それに全く動じないでへらへらと笑っていられるからこの辰馬も相当のもんだとは思うけどな・・・
「なんで此処に来るんだっ何で・・・他に行けばいいだろうがッ!」
「あはははっ!固い事は抜きでえいがじゃろうっ!一緒に呑みたいだけじゃぁ」
「独りで呑めっ!独りでっ!!」
「ほぉ・・・・知っちょう?手酌酒っちゅーのはまっこと寂しいんじゃぁ---・・・」
サングラス越しに見える眼差しが少しだけ陰って---声のトーンが低くなった気がする
捨てられた子犬みたいに・・・しゅんとした雰囲気を一気に漂わせて寂しそうにそう言った
う----コイツ・・
「わかったきにぃ・・・また出直してきゆう---・・」
「お・・・・おい・・・」
踵を返して立ち去ろうとする辰馬の背中がとても寂しそうに見える
そして・・
消え入りそうな程のか細い声が聞こえてきた
「----金時もおらんし---独りはつまらんのぅ・・・・・」
流石に小十郎も大人気なかったと思ったのか咄嗟に手が出て肩をがしりと掴み込んで辰馬を引き止めてしまう
「まぁ・・あれだ---呑むくらいはいいだろう、そんな顔してんじゃねぇ」
「ほぉ・・・マジでか?いいんかのう----わしなんかが・・・・」
『わし』の部分が強調されて聞こえたのは気のせいか?
っつか----・・・・
小十郎・・・お前どんだけお人好しだよ
どう考えても辰馬のそれ----演技だろ
「少しだけだ・・・おら上がれ」
「そかぁ---すまんのぅ!!!んじゃ遠慮なく」
俺は見た---・・・
小十郎が背を向けた瞬間に・・・辰馬の口元がニヤリとなったのを
確信犯っ!!!!!
そんなあざといヤロウだったか?コイツ・・・・