BASARA魂【短編】銀&BSR@

□愛の形【六】銀土編
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【銀時の感情】
深く全てを食い尽くすような嬲り合いのキスをどれだけの時間していただろう・・・。



ベットに押し付けた深翠の瞳の漢の服が俺の手によって一枚一枚と剥ぎ取られていく。

何度舌を吸い上げても、何度唇を噛んでも
コイツの嬌声を、快楽に歪む表情をもっと欲しい。





はっぁ・・俺・・・すっげぇ興奮してる・・・。




スカーフを取り除いた首元は・・・思いのほか白い・・・。




ゾクリ・・・




女みてぇな白さじゃねぇ・・・漢の癖に美しくほの白いから欲をそそるんだ。

頚動脈の浮き加減や鎖骨の窪み・・・どれもこれも無駄に俺を煽る。

服を剥ぎ取る俺をじっとその深い闇と光と両方称えた翠色で見つめてくる。
熱い・・・吐息を零しながら・・。



いつ・・・以来だ?

こんなに発情したのわ?

いや・・いつ以来ってよりも
初めてじゃねぇかぁ?

こんなにも目の前のコイツを欲して
こんなにも血がふつふつと逆流して

こんなにも・・・・・・









俺の身体全体でコイツを求めている・・・・


身体だけじゃねェな・・・。
脳みそ全部コイツに持ってかれてるわぁ・・・。


白い首筋にくちゅりと吸い付けば、ピクリと身体が反応する。



まだだ・・・・。まだ足りねぇ


鎖骨をゆるゆるとなぞる様に舌先で滑らせば、眉をひそめ薄っすらと喘ぐ声が漏れる。

くっ・・・

俺に全部見せろ・・・。身体も体内も気持ちも全部・・・。

てめぇという存在、全てを俺は求めてやまねぇ・・・。


急く心を表すように焦る俺の右手は・・・なかなか上手く全てを剥ぎ取れない。



だあああぁあああ!!俺は緊張している童貞かぁコノヤローォ!!!

図らずもその時・・・・俺の右手に深翠の瞳でじっと見つめるコイツがそっと右手を重ねてきた・・・・
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