BASARA魂【短編】銀&BSR@

□愛の形【拾壱】銀土編R
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【銀と翠の独占欲の果て】


十四郎をベットに横たえ、それを自分の所有物と誇示するように銀時が被さっている。


上から自らの腕の間にある、翠色の瞳を見つめていた・・・


穏やかな表情の裏に欲をちらつかせた瞳を向け、銀時は言葉を一つ一つゆっくりと呟く・・・。






「ねぇ・・・・・・俺の事見えてる?」







「ああ・・・」

十四郎の右手を取り、自らの頭へとそっと乗せる。




「これは・・・何色・・・?」





「・・・綺麗な銀色」
止まらぬ涙を拭うことなく、潤んだ目のまま欲して止まない漢を見続けていた。

十四郎の右手を今度は自分の頬に宛がう・・・。




「・・・暖かい?」





「・・・ああ。。。すげぇ・・暖かい・・・」


すぅ・・・と瞼を閉じぬくもりを体中で感じているような表情を浮かべるから堪らない。


再び目を開くと目の前にとても綺麗な深紅の瞳があった。


ふんわりと微笑む銀時の表情はとても艶っぽい・・・。





「俺の目は・・・何色・・?」


ゆらゆらと揺れる瞳は透き通る水晶の様に吸い込まれそうになる・・・。






「・・・・・綺麗な・・・深紅・・・・・」

一つ一つ確かめるようにゆっくりと深みのある声で十四郎に問う・・・。

十四郎の五感全てを自分で染め上げる様に・・。

頬に添えられていた右手を銀時は己の胸元に宛がう・・・。







「俺の鼓動・・・・感じる・・?」




「ああ・・・・伝わってくる」

(ああ・・こいつも・・・緊張・・・してる・・・?)


今度は十四郎の手を自らの背に廻し、身体を重ねる。


お互いの鼓動が・・・吐息が・・・一つに重なった気がした。






「俺の・・・声・・・聞こえる・・・?」

耳元で囁く銀時の声が十四郎の脳内を揺さぶり、さわさわと空気が震える事ですら敏感に感じる十四郎の身体がピクリとはねる・・・。





「っ・・ああ・・・聞こえる・・・」





「俺を呼んで・・・?」



耳元からダイレクトに刺激される感じは・・・・初めてで身体が弾けそうだった・・・
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