介入リリカルなのは
□2話 魔法の呪文はリリカルだぜ!
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「で、なのは。ソイツはいったいなんなんだ?」
俺を殴ったお兄さんがなのはちゃんに話しかける。
「えーと…その………」
「あと、こんな時間にどこに行ってたんだ?」
「あ…う……その………」
お兄さんがなのはちゃんに矢継ぎ早に問いかける。
なんだ?
あのお兄さんはなのはちゃんの親族なのか…?
にしては、なのはちゃんと違って随分好戦的だが……
「妹がこんな夜中に勝手に飛び出して、あやしい男に話しかけられていたら誰でもこうすると思うが?」
どうやら呟きを聞かれていたらしい。
俺あやしい男扱いは…まぁ…良いとして、やはりなのはちゃんのお兄さんらしい。
てか、いくらなんでも顔面に全力パンチはないだろう……
「まぁ、落ち着いてくださいよ、お兄さん。」
「お前にお兄さんと呼ばれる筋合いはない!」
「じゃあ、お義兄さん」
「もう一発殴られたいか…?」
微妙にアクセントを変えただけだが、このお(義)兄さんは耳がいいらしい。
「なんの騒ぎだ?」
「どうしたの?……あら?神崎君?」
「あれ?店長さん?」