介入リリカルなのは

□2話 魔法の呪文はリリカルだぜ!
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「あーーん、かわいいー!ホントかわいいわよねーー!!」

「うん、なかなか賢そうな…イタチじゃないか」

「お父さん、フェレットだよ」


あの後、お兄さんは店長だと思っていた人(お菓子職人だったらしい)と本物のマスターに宥められ、俺たちは家の中に案内された。


その間になのはちゃんと口裏を合わしておいた。

魔法の事を話すなんて論外だし、うまい言い訳を見つけないと俺がお兄さんに殺されかねない。


ええ、そうです。
また命の危機です。


とりあえず俺となのはちゃんが考えた言い訳を要約すると…


・フェレットを病院に連れていく時、俺も同行していた
・夜中にフェレットが逃げ出して連絡をもらった俺となのはちゃんが探しに行った
・フェレット見つけて、なのはちゃんを送ってきた

というカンジ。


どうやら皆さん納得してくれたようだ。

店長さんとお菓子職人さん(てか、なのはちゃんのお父さんとお母さん)は、すでにユーノに夢中だ。


「その…悪かったな……。いきなり殴って……」

なのはちゃんのお兄さんに頭を下げて謝られる。

「いや、いいっすよ。お兄さんが妹を思ってした事でしょう?」

そもそも俺は間違いなく怪しいヤツなわけだしな。


…………………
……………
………

「ごめんなさいねぇ。なんのお構いもできずに…」

「いえいえ。また近いうちにお店のほうに伺いますよ」


あれからしばらく高町一家にもみくちゃにされるユーノを見た後、お暇することにした。
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