V

□春過ぎて
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 春過ぎて


 儚くも
 散ってしまった木々の花

 美しくも
 どこか物足りない葵で満たされて

 それでも
 瞳はあなたを見上げては生きる

 何よりも
 梢から零れる光は輝いて

 私たちのこの肌を
 焼き付けるほどに勇ましい






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