蒼き空への願い
□第参話
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「で、その結果は?」
「全会一致で脅えながら乗るわ・・・でもエヴァを使いこなせずやられるか、重傷を負いながらも撃退するといくつか答えが示唆されたわ。でもその中にほぼ無傷で生還するなんて答えはなかったわ」
「でも、彼は無傷で帰ってきたわ」
「そうね・・・何もかも初めてに関わらず、あの使徒をドイツのアスカを超えるシンクロ率と同等のいえそれ以上の戦闘技術で殲滅したわ」
「・・・そう言われて見ると怪しいわね」
ミサトの表情は険しくなり考え込むように手を顎に当てた。
「・・・それに護衛術ぐらいなら彼もできると分かっていた、でもあの動きはミサトと同じ戦闘訓練を受けた動きに近かったわ」
「それって、シンジ君が戦自あたりのスパイってこと?」
「考えられなくもないわ。・・・彼の親しい友人は戦自に一時期接触していたことがあるわ」
「でも、それじゃわからないわよ」
「えぇ、だから考えられなくもないといったのよ」
「でも私の勘じゃ、彼は私達の味方よ」
ミサトは先程とは違い自信満々に胸を張り、言い切った。