蒼き空への願い

□第拾弐話
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「前より表情が優しくなったわ」

「そうかしら?自分では分からないわ」

リツコはミサトの言っていた通り変っていた。

レイについては先のこともあり昔と同じく自分の妹のように思っている。

「それもこれもシンジ君のおかげよねん」

「何がですか?」

「シンジ君が来てからよ、さて何をしたのかなぁ〜お姉さんにも教えて欲しいわん」

ミサトはニヤッと笑うと言った。

「何言っているの?貴方も食生活は確実に変ったじゃない」

リツコは作業を進めながらミサトに言った。

「なにが?」

「シンジ君にご飯作って貰ってるらしいじゃない」

「ゲッ、何で知ってるの?」

「葛城一尉減俸一ヶ月(私もシンジのご飯食べたことないのに)」

ゲンドウはリツコを聞きミサトに言うのであった。

その言葉は未だ減俸中のミサトにとって効果抜群であった。
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