短きもう一つの世界
□今は選べない
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「バカシンジ!帰るわよ」
「碇君、一緒に帰りましょう」
蒼銀の髪と宝石のような紅い瞳を持つ少女[綾波レイ]と腰まで伸びた赤い髪と海のような青い瞳を持つ少女[惣流・アスカ・ラングレー]は、黒の髪と黒曜石のような瞳を持つ少年[碇シンジ]に同時のタイミングで誘った。
「何言ってんのよ!!シンジはアタシと帰るの!!」
「・・・ダメ、碇君が危ないもの」
アスカは腕を組み、レイは何時もより数十度も冷たい視線で睨み合っていた。
レイの言っている危険が何なのかについては創造で補ってもらいたい。